千秋真一(指揮)ブラームス交響曲第1番

マンガの登場人物が指揮するCDが発売されている。

このCDの解説を書いている音楽ライターの山野雄大さんによると・・・

 ベートーベンが残した9つの交響曲が、後輩作曲家たちにとって、プレッシャーといっていいほど強烈な存在感をもっていたのは確かなこと。とにかく傑作・問題作揃いだったので、ここまで凄いのを書かれちゃあ、めったなことでは新しいものを書けない・・・というわけです。
 しかしながら、不滅の9曲の後を継ぐという意味で「第10番」と呼ばれる交響曲が、半世紀の時を経て登場しました。それがブラームスの交響曲第1番。あの9曲を越えるまで自分は交響曲を書かない・・・と決意をかためた男が構想から20年以上もかけて完成させた渾身のシンフォニーです。

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初めて、この曲を聴いた時、ベートーベンの影響がここかしこに見られて、そういうのもあって「第10番」なんて呼ばれたりするのだろうなと思いました。さらに山野さんの面白い解説が続きます。

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「オペラを書くくらいなら結婚したほうがマシだ」とのたまったとか(ちなみに生涯独身です)。そんなことを言うわりに情熱や恋愛にはことかかない人生をおくった人ではありましたけど、その音楽は、オペラの舞台で繰り広げられるドラマ、とは深くて暗い河ひとすじ隔てている気はします。
 けれどもご存知のように、彼の曲に流れる甘くてほの暗いメロディは、のちに恋愛映画などにたっぷり使い回されたくらい。十二分にロマンチックで、憧れや切なさに溢れ、それでいて、孤独の淵を覗き込む視線もある。

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この解説を読んで、もっとブラームスを聴くぞ!と決意した単純な私でした。

ISBN:406340451X コミック 二ノ宮 知子 講談社 2003/10/10 ¥410

コメント

nophoto
plus-oneshot
2005年12月10日14:08

コメントありがとうございます。
音楽関係にはあんまり詳しくない私ですが、それでも楽しめるというところがすきです。最新刊待ち遠しいですね。

アンドロメダ
アンドロメダ
2005年12月11日19:42

あーごめんなさい。どなたですか?せっかく書き込んでいただいたのに、どなたなのか、わかりません(涙)。

nophoto
ジョナサン
2005年12月25日21:10

メリークリスマス☆遊びに来ました〜♪

ぎゃぼー。アンドロメダさんも「のだめ」ファンだったのですね? 実はぼくも大好きでCDブック買ったほどです。ギャグだけでとどまらず、音楽を聴きたくなるところがいいです。(ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」を聴きながら♪)

アンドロメダ
アンドロメダ
2005年12月26日2:13

ジョナサンさん、ありがとうございます。こういう共通項があるなんて知らなかった・・・わたしもCDブック買いました(笑)。音楽、聴きたくなりますよね。(ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聴きながら♪)

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