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 随分、軽い書き方だなって最近の江國さんの小説を読むたびにそう思う。でも何でこんなにリアリティがあるんだろう。まるで自分で体験したかのような、そんな感じ。
 東京に住んでいた頃、わたしは東京タワーにのぼろうなんて考えたこともなかった。この小説の中でも遠くから、いろいろな東京タワーの姿が見えている。東京という街の、そこに生きる人々の象徴のように、今日も東京タワーは誰かの視界の中ですっくりとそびえているに違いない。
 読み終えて感じたことは恋は人を幸せにするのだろうかってこと。人間って何だか哀しい生き物だなって、そんな風に感じた。もし、この小説のような恋が本当にあるのだとしたら。

ISBN:410133921X 文庫 江國 香織 新潮社 2006/02 ¥620

コメント

思惟
正夢。
2006年8月30日8:50

アンドロメダさん、お久しぶりです。
更新があってうれしく思います。おかえりなさい^^
江國さんの描くものは大体このあたりから、
せつないまでの「いけなさ」が迫ってくるようで、
息苦しくさえあるようでした。

蒼い空
2006年8月30日10:45

こんにちは。
ずっと更新がなかったので、お忙しいとは思っていましたが、こうしてまたお会いできて嬉しいです。
東京タワーは2年前に帰国した時に行きました。
かれこれ何十年も行っていなかったので、改めて行ってみるといい所でした。景色が素晴らしいし。
この本はまだ読んだことがないのですが、いつか読んでみたいです。
愛は人を幸せにしてくれるものだと思ってます。^^

アンドロメダ
アンドロメダ
2006年8月31日1:19

正夢さん、お久しぶりですね。コメント、ありがとうございました。せつないまでの「いけなさ」って言葉、あー何だかぴったり♪って思ってしまいました。確かに息苦しくさえありますね。

アンドロメダ
アンドロメダ
2006年8月31日1:23

蒼い空さんもお久しぶりです。コメントありがとうございました。東京タワー、わたしは一度ものぼったことないのです。実は(笑)。今度、機会があれば上ってみようかなって思います。「東京タワー」蒼い空さんには、あんまりお薦めできないです。こんな小説も、あるのだという程度に留めておいて下さいね。

Mr.T
Mr.T
2006年9月3日12:33

アンドロメダさん
日記復帰しましたね!書き込めない事もあると思いますが、これからも時々書き込んでくださいね!楽しみにしています☆
こちらも後日まとめて書き込む事が多いです(^^;)
あまり面白くない文章ですが遊びに来てくださいね!

アンドロメダ
アンドロメダ
2006年9月4日9:18

Mr.Tさん、ごぶさたしております。コメントありがとうございました(感涙)。また遊びに行きますね。

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