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 石田衣良さんの作品を読むのは2冊目。「池袋ウエストゲートパーク」の鮮烈な印象を残したまま手に取った「うつくしい子ども」から石田衣良という作家の深さを、まざまざと感じた気がした。

 クスノキの大樹の下に集う子どもたちは美しかった。蝉が蛹から羽化するような(きっと、その時は生まれ変わるのに痛みをともなうと思うから)そんな青い季節の只中で生きている子どもたちの美しさを描いたように思う。

 この小説はある少年犯罪と類似しているので社会的な問題を突きつけている部分もあり、どの世代の人が読んでも深く考えさせられる内容になっている。

文庫 石田 衣良 文藝春秋 2001/12 ¥500

コメント

nophoto
Karah
2011年11月20日5:48

You mean I don’t have to pay for expert advice like this anyomre?!

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